2003 第3回 A1クラブコンテスト結果

2003年6月1日(日)12:00−15:59JST開催

> 第3回参加の皆さんに
> 111局がログ提出
> 結果サマリー
> マルチ部門ランク表(全局)
> 7メガ・シングル部門ランク表(全局)
> 集計にあたって
> 賞品発表
> マルチ部門総評
> 7MHzシングル部門総評
> 問い合わせ・お知らせ
> 参加局コメント集


 第3回に参加の各局の皆さんに < Mgr.7N3KVN藤原 /7M4CDX 若尾 >
A1クラブコンテストは今回で第3回に成ります。初回は秋のLet’sA1コンテストが縦振り使用のみでしたから「エレキ−も使いたい」との意見を取り入れる形で新設されました。
3回目の準備からは担当がグル−プ制と成りル−ルに関しても多くの議論が出来る良い環境となりましたので「少しでも面白いコンテストにしよう!」という気運が盛り上がりまして、長期間の議論から今回のQSYル−ルを取り入れた新ル−ルが生まれました。 
今までの国内コンテストには無かった新しい物ですので一同、心配でしたが多くの方々に参加戴き大喜びしております。

又、御意見も色々いただきまして、例えば「時間の変更」だとか「14M部門新設 」等々も今後の検討課題かと思われます。
今後ともより良く、かつ長く開催が出来るよう部会員一同励む所存ですので次回も宜しく皆様、御参加お願いします。 

 111局がログ提出
ログ提出局は111局、内Eメールによる提出は59件ありました。 
部門別ログ提出内訳は、マルチ部門:52、 7シングル部門:58、 参考:1(8N3HAM) 各局ありがとうございました。

 マルチ部門優勝は7K1CPT
各部門の入賞者とスコア詳細は下記の通りです。

マルチ部門

7K1CPT

 総得点72,600

 (89 x 88 x 55)

バンド

7M

14M

QSO

56

33

89

ポイント

55

33

88

マルチ

32

23

55

15

 第2位:JI1ALP(総得点61,200 第3位:JH2CMH(総得点59,590
 ビギナー1位 7N4CLI(総得点24,960
  QRP1位    7KCPT/(総得点72,600)

7シングル部門

 JE2EZA

 総得点41,800

(95 x 95 x 44)

バンド

7M

QSO

95

95

ポイント

95

95

マルチ

44

44

10

第2位:JH2HUQ(総得点39,600 第3位:JP2RDH(総得点36,980
ビギナー1位  JE2EZA(総得点41,800
QRP1位    JN2UIY (総得点33,480)

 ◆ 集計にあたって <7N3KVN藤原>
  良く「ログ提出までがコンテスト」と言われます。今回、皆様のログを集計していて残念ながら”単純なミス” が数件有りました。電力乗数を掛け忘れたり得点計算を単純に間違えた等々です。いずれの計算ミスも、本来であれば「失格」ですが、当コンテスト部会の集計方法と致しましては過大申告は修正を施し、過小申告はそのままで「失格」にはしないとの基本方針でやって居ります。また、救済処置として1回まではログの出し直しも認めて居ります。どうぞ今回はミスで残念な結果に終わった方も次回はリベンジされますようお願い致します。


 
賞品発表 <JM7TKK 矢田谷>
秋の「Let's A1」における、コンテストドナー制度導入の成功に気をよくして、「A1クラブコンテスト」にも「ドナー制度」を導入することにしました。コンテスト・ドナー募集に、快くご応募いただいた「ドナー」の皆さんに、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
今回は受賞者を8名に限定しましたので、「賞品」もすぐに集まり、担当者としては大変楽チンでした(hi)。「受賞」された皆さん、おめでとうございました。「QSYルール」と言う初めての試みのコンテストにもかかわらず、如何なくその実力を発揮され、栄冠を手にされました。コンディションは「時の運」。オペレーションの腕を磨いて、来年はぜひあなたが「受賞」の栄誉に輝いてください。なお、秋の「Let's A1」では、またドナーさんを大募集いたします。「成績」とは関係なく「賞品」を「ゲッツ!」できるのは、嬉しいですね(hi)
皆様の「大々的」な、ご協力をお願いいたします。

 

1位

2位

QRP賞

ビギナー賞

マルチ部門  (7・14MHz)
敬称略

7K1CPT/1(山田 清治)

JI1ALP(深井 勝彦)

K1CPT/1(山田 清治)

N4CLI(錦織 義雄)

賞品        (ドナー・    敬称略)

@賞状額
(JA1VJQ・持丸)           A日野市銘菓
(7M1LPQ・塩練)

携帯デジタルテスター
(7M4CDX・若尾)

宮崎の焼酎「黒霧島」        (JA6EOD・中村)

愛知県豊田市            「猿投のジャンボ梨」        (JM2DNO・杉山)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1位

2位

QRP賞

ビギナー賞

シングル部門(7MHz)
敬称略

JE2EZA(出口 孝至)

JH2HUQ(小野 晴久)

JN2UIY(田内 博孝)

JE2EZA(出口 孝至)

賞品      (ドナー・     敬称略)

@デイトン土産      (Tシャツ)
A賞状額
(JA1VJQ・持丸)

青森りんごジュース         (JM7TKK・矢田谷)

京都名産品 (JA3TYF・串馬)

馬関土産(海産物)         (JA4AKV・駒村)

 

     マルチ部門総評 <7K1CPT 山田>

 

運用開始直後の7MHz、私の運用場所(埼玉県)では、にぎやかなように感じ、盛況のようでうれしく感じましたが、全国を見た状態ではコンディションは良くなかったようで、自分のログを見なおしてみると、半径500km前後までがほとんど。エリアによっては局数を伸ばすのが難しい場所もあったようです。

 新しく取り入れたQSYルールでは、電波の弱い方が呼び負け、CQを出す相手が変わってしまうということ。あたりまえのことですが、QRPを選択した局は交信効率がいつも以上に低下したのではないかと思います。その上で、QRPを選択するか?それとも50Wで交信効率の向上を狙うか?コンテスト戦略を考える上でおもしろいパラメーターであったと思います。 14MHz13:40頃から覗いてみました。バンド内は比較的静かで,心配になりましたが、CQを出してみるとそこそこ呼ばれるような気がしました。バンドが静かなおかげで自分からCQを出すのを躊躇してしまっている方もいたのではないかと思います。7MHzに比べれば局数は少なかったですが、交信エリアはほぼ全国に広がり、7MHzのコンディション低下と考え合わせれば、偶然ではあったけれども、14MHzバンドの追加は良かったのではないかと思います。集計にもかかわらせていただきましたが、今回ルールを一新したこともあってか、書類不備による得点の過少申告などが目立ちました。コンテスト部会では「ログの作成も含めてコンテストである」との認識で得点は申告どおりに集計されています。次回参加されるときには是非規約を読み返してご参加をいただければ幸いかと思います。 回を重ねればQSYルールも一般に浸透していくことと思います。ぜひ、またのご参加をお待ちしております。

 

     Mシングル部門総評 <JA1VJQ 持丸>

 

コンテストご参加の皆さん有難うございました。さすが40mバンドは、ドメスティックの花、参加者も多くお馴染みのコールサインが飛び交っていました。残念なのはコンディションでした。他のコンテストとの関連もあって、時間を動かしがたかったのですが、今後の検討材料になろうかと思います。第一に、正午スタートは、D層による吸収が最強になる時間での開始で、強力に入感するのはJA1,JA2エリアだけでした。

第二に、磁気的な擾乱が発生していて、国内の遠距離が回復し始めたのは、コンテストも後半に入ってからで、特に緯度の高い地方は惨憺たるコンディションだったようです。この状態では、日本の端にいる局が気の毒なので、KWとビームで貫通させようとしました。 しかし、こちらの信号はとどいて居るのですが、やはり相手のJA6方面が弱くコンディションには勝てません。まあ、勝ちに行くよりも黒子に徹していました。太陽活動はいかんともしがたい側面があります。雨男ならぬ、磁気嵐男が部会にいるかもしれない。オペレーションに関しては、ドメスティック初のQSYルール採用でみんな間違えないか、多少心配でしたがほんの一部、確信犯か良くルールを見ない人がいただけで、特に混乱は起きませんでした。一応成功理に終ったと思います。ログに付随する皆さんのコメントも、概ね好意的でした。ひとつだけ、勿体無いと思えたのは、せっかくCQ局に取ってもらい、その周波数でCQを出せる権利を得たのにそのままQSYしてしまう人が多く見受けられました。おそらくパイルが怖いのかもしれない。呼ぶ立場は気楽ですからね。効率の良い交信は、なるべくダイヤルを回し続けること、AB二つのVFOを旨く切り替えて使うこと、AB二つのトランシーバを切り替えて使うなど、スプリント=QSY対策が考えられています。ただ、まだ国内コンテストではそこまでやらなくても勝てる気がします。

 

以上まとめると:

1)コンテストの開始時間に伝播への配慮が必要

2)QSYルールは楽しめるし、問題はない

3)スプリントルールに対応した腕を磨くこと

 

     問い合わせ、お知らせ

 

1)     本結果に関する問い合わせは下記へ。郵送で返信必要な場合は返信用SASE同封してください。 

   問い合わせ先:e−MAIL: 7n3kvn@jarl.com 郵便:〒158-0098 東京都世田谷区上用賀1-6-16-303

   7N3KVN/藤原 寛

  2) A1 CLUBに対するご意見などは下記へ。 郵送で入会資料ご希望の方は80円SASE同封願います。 

   問い合わせ先:e−MAIL: je1trv@jarl.com 郵便195-0071 東京都町田市金井町2026-6  JARL A1 CLUB事務局

   クラブホームページからオンラインでも入会申請できます。 クラブホームページhttp://www.jarl.com/a1/

3)    A1クラブは823日〜824日開催「ハムフェア2003」にクラブ出展しモールス通信のPRを行います。お越しの節は是非お立ち寄りください。


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